2012年9月9日日曜日

具体的な事例について

・教会内に起るハラスメント問題は複雑で、例えば、牧師(教会役員など)による言葉による中傷といったような個別的直接的な問題もさることながら、それが複合的に合わさり(お互いの利害関係により)、組織としての集団的いじめ行為のような場合もあります。




・教会内におこるハラスメント問題の事例としては以下のようなものがあります。


  ○言葉による直接的な中傷。(例えば、「二度と教会に来ないでください。」)


  ○言葉による信仰的な中傷。(例えば、個人を指して「悪魔」「サタン」呼ばわりをする。)


  ○信仰的な恐喝。(例えば、「市内であなたを受けいれてくれるような教会はありませんよ。」「あなたは地獄へ落ちます」)


  ○教会の中で、本人の知らないところで、本人にとって不利益となるような噂話を流す。(例えば、「あの人は頭がおかしい。」「気が狂っている。」「あの人は問題があります。」など


  ○教会における役割や奉仕といったことの強制的な解除。
   (例えば、突然、理由説明もなく、教会役員や教会員であること、あるいは奉仕を解任される。)

  ○献金の強要、あるいは献金の横領。
   (通常、教会に対して特定使途目的でささげられた献金については、教会総会の決議を経ないで、勝手に使用目的を変えることはできません。例えば、建築のためにささげられた献金を勝手に別の目的のために流用することは、その献金をささげた方の意向を無視することになり、結果として、信仰的なハラスメントになります。こうした場合、きちんとした説明と教会総会において議題として諮られた後に、正しい仕方で献金が処理されることが望ましいのですが、しかし、その説明も曖昧で、しかも信仰的な理由をつけて、あたかも横領や強要を正当化することが行われたりします。)