2012年10月28日日曜日

挨 拶

 主のみ名をさんびいたします。

 当、「手をつなぐこひつじの会」は山陰両県にあるキリスト教会内において信仰的なハラスメント被害を受けた信徒たちが、2012年の夏に、ある被害者の相談に駆けつけた村上 密先生と交流を持ったことがきっかけで結成されました。

 これまで、被害者たちは、教職者や教会の役員たちから一方的なハラスメントを受けている立場であるにも関わらず、ハラスメントを受けている信徒たちにこそ問題があると、教会内で非難され続けてきました。
 教会内で孤立させられ、結果、牧師不信、教会不信が助長され、精神的にも、肉体的にも、また経済的にも追い込まれ、疲れ果て、それが日常生活をする上で支障が出たり、また、それ以上の悪い結果になった信徒たちがいるのです。

 今回、山陰両県において、こうした不幸な被害者たちが新たに生み出されることのないようにと願い、これまで、それぞれの教会で孤立していた被害者たちが出会い、お互いの悩み、苦しい思いなどを吐露し、語り合い、交流することができる場を提供したり、被害相談を聴き、ケアするという目的で、この会の結成にいたりました。

 願わくは、こうした悲しみや不幸な出来事がキリスト教会の中から無くなると共に、そうしたハラスメント被害者たちが受けた精神的・肉体的な傷がいやされることを切に祈るものです。



 世話人:平井信子

 相談役:村上 密(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 アッセンブリー京都教会 牧師)